デザイナー:古川千夏


「樹木のある生活。」

緑陰の中を通ってお庭に出る。
風で揺らぐ枝葉が出す音。
季節によって見せる、葉、花、香り…

樹木を植えることで増える楽しみ。

庭木として、おすすめなものを一部ご紹介します。

中高木/中庸樹/落葉広葉樹 エゴノキ(株立)
初夏の頃にベルの形をした可憐な白いお花がたくさん咲き、その後の薄い黄緑色の実がぶら下がる姿は、まるでかわいいオーナメントの様。
お花がピンク色の品種(ピンク・チャイム)もあり。
紅葉は黄色。
株の立ち姿がとてもキレイなので、冬には黒いなめらかな幹肌の樹形を楽しむ事が出来、四季を通じて楽しめる木。



中高木/陽樹〜中庸樹/落葉広葉樹 ヤマボウシ
野趣味を楽しむ雑木。
花が上向きに咲くので、上から眺めると葉との対比が美しい。
10月頃に赤い実もつき、花・実・紅葉が楽しめる季節感のある1本。



中高木/中庸樹〜陰樹/落葉広葉樹 ナツツバキ
日本原産の花木。ツバキのなかでは珍しく、冬に葉を落とす落葉性。
初夏に直径5〜6センチの白花を上向きにつける。
赤褐色の樹皮は滑らかで、薄く皮が剥がれ落ちる。落葉後の樹幹の肌合いが美しい樹種。



中高木/中庸樹/落葉広葉樹 ジューンベリー(アメリカザイフリボク)
なんといってもおすすめは6月頃に甘酸っぱい美味しい実がたくさんとれる事。
お子様と一緒にそのまま食べたり、ジャムにしたり…。
実には鳥もたくさん集まるので、バードバスとセットでお庭に植えてもOK。
葉は丸みのあるやさしい形で、赤く紅葉する。
移植したそのシーズンから実つきが期待できる木。



中高木/中庸樹/落葉広葉樹 ヤマモミジ(株立)
和庭の木と思われがちだが、株立ちの自然樹形は洋風の家にもぴったり。
さやさやと揺れる緑の葉は夏は涼しげ、秋は真っ赤に紅葉して季節を感じさせてくれる。
お料理のあしらいとして一枝添えれば、いつもの食卓がおもてなしのお席に。
半日陰にも強いが、陽あたりが良い所に植えたほうが紅葉はより鮮やか。



中高木/中庸樹/落葉広葉樹 アオダモ
雌雄異株。5月頃に、小枝の先に円錐花序、白い花がむらがって花を咲かせる。
葉も涼しげで、また秋には紅葉するなど表情豊か。幹肌も灰色でなめらかで、魅力的な樹木。
別名コバノトネリコ。



小高木/中庸樹/落葉広葉樹 アオハダ
樹皮の内側が緑色のことから、アオハダ(青膚)の名前がついた。
秋になると葉が黄色を帯びる。
また、花も咲くがそれほど目立たなく、実のほうを楽しむことが多い。
赤い丸い小さな実は、見て楽しめる他、鳥が好んで食べにやってくる。
樹形全体がさらりとしていて、涼しげな印象を受ける。



中高木/陽樹〜中庸樹/落葉広葉樹 ナツハゼ
初夏に新葉が赤く色づく様子を、ウルシ科のハゼノキの紅葉に見立てたのが名前の由来。(ナツハゼはツツジ科)
葉が小さく、樹幹も引き締まった印象をもつ、風情のある樹木。自然樹形を楽しむ。



中高木/中庸樹/落葉広葉樹 ハウチワカエデ
葉は掌状に浅く裂け目をもち、秋に黄色〜赤に紅葉する。
洋風・和風の建物ともに向くが、自然樹形で単植・郡植するのが好ましい。



小高木/中庸樹/落葉広葉樹 カツラ
ハート形の葉が特徴的。自然樹形が美しく、広い場所なら剪定は必要ないが、大木になるので一般的には樹形を保ちながら短く切り詰める。
日当り〜半日陰。