| 【Australia 2008】 【Australia 2003】 【京都】 【世界遺産ベルサイユ宮殿と庭】 |
| Australia 2008 |
Hirotaka Takeda
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| はじめに | ||
| 2008年11月に行ったオーストラリアでの海外研修では、それぞれの都市において、日本と異なる文化や生活習慣を体感することができただけでなく、それぞれの都市における特徴や取組み、日本の都市との類似点などを知ることができました。その中でも私が今回の海外研修で強く感じ、キーワードとなったものが「環境」と「融合」でした。そのキーワードを踏まえて、海外研修でのレポートの一部を皆さんに御紹介させて頂きたいと思います。 |
| メルボルン | ||
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今回の海外研修では初日と4日目、5日目とメルボルンに滞在しました。オーストラリアでもっとも人口密度の高い都市メルボルン。近代的な建物とビクトリア調の古い建物、そして自然が融合されたバランスの良い都市に感じられました。ただ、中心部の一部ではそのバランスがやや崩れ始めているのかなと感じられる場面にも遭遇しました。日本で例えるのなら京都あたりと似ているような気がします。また中心部から少し離れると閑静な住宅街があったり、近代的なビル群が建ち並ぶハーバーがあったりと、様々な姿を見ることができました。市街には多くの公園が点在しガーデンシティーという別名にふさわしく、緑に溢れていました。 環境に対する意識も高く、その中でも特に「水」に対する意識は非常に高いものを感じました。通勤風景でも車でなく、自転車を利用する人が数多く見られました。 |
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| メルボルン中心部の街並
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| メルボルン中心部には、ビクトリア調をはじめとする様々な歴史的な建造物と、近代的な建物が混在していました。そしてその中に緑豊かな街路樹や公園が存在し、互いが融合され、バランスのよい街に感じられました。街全体としては英国色が強く出ているようです。 |
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| 歩道も広く大きな街路樹が包みこむように存在します。 |
街の中には馬車も走り、街の歴史を漂わせています。 |
芝生のスペースでゆっくりお茶でも。街の中の憩いのスペースです。 |
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| 街の西にあるフィッツロイ公園です。高いビルが建ち並ぶ中にゆとりを与えてくれています。 |
総合文化施設のフェデレーション・スクエアです。街の中には近代的な建物も多く存在します。 |
市街の南にあるフリンダース・ストリート駅は英国ビクトリア調の薫りを漂わせています。 |
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| 街のちょっとしたスペースにある巨大チェスは市民の憩いのスペースであるとともにアート的な印象も感じられました。 |
街の北にあるカールトン庭園から眺めた王立展示館です。緑の豊かさの中にビクトリア調の歴史が漂います。 |
カールトン庭園の中にあった雨水タンクです。雨水を利用して効率よく樹木に水を与えています。 |
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| 王立展示館の北側にあるメルボルン博物館です。近代的な建物でかっこいいのですが、博物館側から王立展示館を見ると、博物館の大きくて長い屋根が王立展示館と重なり景観を損ねているような気がして残念に思うと共に、景観や街並みにおけるバランスの大切さを実感しました。個々が際立っていてもバランスが取れていないと全体として景観を損ねてしまうのです。 |
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| フリンダース・ストリート駅近くにあるセント・ポール寺院を3方向から撮影してみました。街の中でも一際目立つ風格のある建築物です。一番左の画像は街のビル群を背景に見たセント・ポール寺院です。これをミスマッチと呼ぶ人もいるかもしれませんが、個人的には新しい建物の中に寺院が飲み込まれてしまっているという印象を受けます。中央と右の画像については空間に余裕が感じられ、同じ寺院でもその威厳を示すかのように建立しているように受け止められます。周囲の環境によって同じ寺院でも全然見え方が変わってしまうのです。日本の京都の街と同じような問題がこの街にもあるのだなと感じさせられました。 |
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左の画像は街の中心部を巡回しているシティ・サークル・トラムという路面電車です。無料で乗ることができます。他にもツーリスト・トラムというものが無料なのですが、それ以外のトラムは有料なので注意が必要です。市民のみならず観光客の私たちにもありがたい交通機関でした。 右の画像は街の中を自転車で通勤する人の姿を撮影してみました。メルボルンでは自転車で通勤をする人が多く見られます。これは自転車を使うことで余計なCO2を削減しようとする彼らの姿勢です。まずは個人からできることを始めるといった環境への強い意識は私たちも見習わなければいけません。 |
| Toorak
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| オーストラリアでもトップクラスの高級住宅街トゥーラック。日本とは規模が違う高級住宅が建ち並ぶその街並みは、厳格な雰囲気を漂わせます。伝統的な様式の建物が多く見られ、ユリの木の並木道を歩きながらその街並みを見ると、歴史が息づいているかのように思われます。緑も豊かで中心街の賑わいを忘れさせてくれる閑静な住宅街でした。 |
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| ユリの木の並木道です。大きなユリの木が道を包み込むと共に、個々の住宅の調和を図っています。 |
スッキリとした雰囲気の二世帯住宅のゲートです。シンメトリーで美しいです。 |
細かい柄のウッドフェンスです。伝統的なデザインです。おそらく現在はレーザーカットによる製造です。 |
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| 高級ホテルクラスのゲートです。ゲートからは建物が見えません。シンプルなデザインですが厳格な雰囲気でした。 |
レンガを使った味わいのある外観です。どこか可愛らしさも感じられます。個性的な笠木が印象的です。 |
こちらも大型のゲートです。奥の緑の手入れも行き届いています。重厚ながらもスッキリとしたデザインです。 |
| Heronswood Garden and Nursery
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| オーストラリアの庭園では小規模の庭園かもしれませんが、どこか優しい雰囲気のもつHeronswood Garden。手入れの行き届いた植物たちは美しく、絵葉書の一部を切り取ったような感じがしました。人情味溢れる温かい雰囲気のガーデンでした。 |
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| Heronswood Gardenを見学して一番感じたことは、建物と植物のバランスが良いということです。建物の色に合わせたカラーリーフを使ったり、建物がしっかりと構えてみえる場所には重厚な雰囲気の庭にしたりと、建物の表情に合わせた庭造りがされていたように思います。 |
| タスマニア州 ホバート | ||
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タスマニア州の州都ホバート。今回の海外研修では2日目、3日目と滞在しました。島の南部に位置する港町で、美しい街並みは古い歴史の面影を感じさせてくれます。私自身は5年前に一度ホバートに滞在したことがありますが、当時と比較すると、歩道や港周辺の整備など社会資本に力を入れた気配が感じられました。 環境に目を向けると、ホバートを含むタスマニア州は自然が多く残っており、大気も非常に澄んでいます。その結果雨水をそのまま飲料水として利用しているそうです。そこには自然への優しさが感じられました。帰国後、研修中お世話になった現地の方にメールをしたところ、タスマニアでは私たちが帰国後異常気象で季節はずれの雪が降ったそうです。自然豊かなタスマニアにも環境問題の波が押し寄せてきているのです。 メルボルンでは新しいものと歴史あるものとの融合を感じましたが、ホバートでは現代人の歴史あるものへの融合を感じとることができました。 |
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| Salamanca Place
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| 石造りの倉庫が捕鯨の盛んだったころをしのばせるサラマンカ・プレイス。砂岩造りの倉庫の外観はそのまま、内装に手が加えられ、おしゃれなショッピングスポットとなっていました。石造りの建物の南側には、近代的な建物も見られました。歴史ある建築物を上手く利用したスケルトンインフィル的な考えはこれからもっと普及すべきであり、環境への優しさにも繋がっていくことでしょう。 |
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| 石造りの建物が歴史を漂わせるサラマンカ・スペース。建物を構造体と、内装・設備に分けて設計するスケルトンインフィルという考え方で商業施設を作り上げていました。そもそもイギリス本土では一般住宅レベルでも、何十年と建っている構造のしっかりした建物を、外観はそのままに内装だけやりかえるということはよくあり、建物自体の価値もその方が高くつくといったことがあります。タスマニアもイギリスの色を色濃く残す地域なので、こうした考え方が受け継がれているのかもしれません。日本でも横浜の赤レンガ倉庫や、長屋を利用したオフィスなど所々で見ることができます。古いものと新しいものを上手く融合させ新しい価値を生み出すという方法は斬新であり、環境にも優しく、これから先もっと取り入れていくべき手段だと考えます。 |
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| サマランカプレイスの南側(裏側)には近代的な建物が並び市民の憩いの場にもなっていました。明るい色を使ったアパートやシャープなイメージの商業施設など表の石造りの建物とは全く違った景観が見られました。表と裏の姿がはっきりと分かれていたのでかえって違和感がなかったような気がします。石造りの表側から通路を抜け近代的な建物が並ぶ裏側にでるとそのギャップに驚かされるとともに楽しい気分になれました。 |
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| トイレもポップなカラーを使いおしゃれでわかりやすいものになっていました。中は普通のトイレでした。 |
他の画像を見てもわかるのですが、いたるところでシェードが使われていました。紫外線の予防と、空調を使わずにシェードで涼む環境への配慮が感じられました。 |
サマランカプレイス前の歩道には公共の歩道であるにもかかわらず店舗用のカフェスペースがありました。また、歩道のいたるところにパラソル用の差込口がありました。 |
| Battery Point
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| 市内中心部から少し離れた高台にある高級住宅地。多くの建物が19世紀初頭のままに残されており、ビクトリア様式やジョージア様式の建物が並んでいました。カラフルで可愛らしい建物が並ぶ街並みが訪れる人を魅了します。 |
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| 高級住宅街ですが、高い塀はほとんどなく、その分植栽で建物の周りをうまくカバーしていました。カラフルで個性的な可愛らしい家が並び、歩いていてとても楽しい街並みでした。どの家も植栽が素晴らしく、街全体が緑で溢れ、街並みとしての統一感を引き出しているようにもみえました。閑静な住宅の中におしゃれなカフェやギャラリーなどもあり、とても魅力的な住宅街に感じました。 |
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